ニューシニアのライフ・スタイル「フロンティアエイジ」

Monday, January 23, 2012

瞳は静かに

フロンテァイエイジ1月号 第6面より

沈黙強いられる日々

 少年は何を見た 「瞳は静かに」

 1976年から7年間、軍事独裁政権が続いたアルゼンチン-「瞳は静かに」は、その地で1966年に生まれ、大人の話に口を出すなと言われ続けて育ったダニエル・ブスタマンテが、自らの体験を基に脚本も書いた初監督作品。

 元気ないたずらっ子のアンドレスは8歳。母の突然の死で、兄のアルマンドと共に別居中の父ラウルと大好きな祖母オルガの住む家に引き取られる。なぜか母の持ち物を焼いてしまう父、近所の目を異常に気にする祖母、親しげに近づく謎の男セバスチャン。アンドレスは大人たちを観察し、会話を盗み聞いて何が起きているのかを探ろうとする。平穏に見えるこの町にも、反体制派を一掃しようとする情報局の秘密拠点があった。そしてある夜、部屋の窓から恐ろしい光景を目にしてしまった少年は・・・。

 親たちが沈黙の中に秘める不安と恐怖。それを真っすぐに見すえる少年の瞳が美しく、こわい。108分。梅田ガーデンシネマで上映中。

ニューシニアの情報新聞「フロンティアエイジ」
オフィシャル・ホームページ http://www.f-age.com/

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