ピアノマニア
フロンティアエイジ1月号 第7面より
究極の響き求めて 火花散る共同作業
ピアノマニア
喝采の陰に潜む芸術への愛、究極への執念、そしてわずかな狂気-映画「ピアノマニア」は、演奏会では決してうかがい知れない、音に魅入られた者たちの神秘の裏舞台に誘い込む。
バッハ晩年の未完の傑作「フーガの技法」などの録音に、現代音楽の旗手ピエール=ロラン・エマールが挑むことになった。選ばれたピアノはスタインウェイ社の名器中の名器245番。その調律を担当するのは同社主任技師のシュテファン・クニュップファー。楽器を携行できないピアニストのため、常に最善の準備をするのが仕事ではあるが、完璧主義者のエマールは試し弾きするたびに「質問がある」を繰り返し、ハードルを高めていく。その無理難題を、職人の意地とプライドをかけてクリアしていく調律師。
ウィーン・コンツェルトハウスでの世紀の録音の日まで1年。究極の響きを求めるピアノマニア同士の共同作業が、時に緊迫し、時に平穏な空気の中で進んでいく。大プロジェクトの間をぬって、シュテファンの普段の仕事ぶりも映され、引退を控えた巨匠や時代の寵児、人気の道化コンビら彼に信頼を寄せるそうそうたるメンバーの貴重なリハーサル風景まで見られる異色のドキュメンタリーだ。
リリアン・フランク、ロベルト・シビス共同監督。97分。2月4日からシネマート心斎橋(TEL06・6282・0815)で公開。
ニューシニアの情報新聞「フロンティアエイジ」
オフィシャル・ホームページ http://www.f-age.com/
究極の響き求めて 火花散る共同作業
ピアノマニア
喝采の陰に潜む芸術への愛、究極への執念、そしてわずかな狂気-映画「ピアノマニア」は、演奏会では決してうかがい知れない、音に魅入られた者たちの神秘の裏舞台に誘い込む。
バッハ晩年の未完の傑作「フーガの技法」などの録音に、現代音楽の旗手ピエール=ロラン・エマールが挑むことになった。選ばれたピアノはスタインウェイ社の名器中の名器245番。その調律を担当するのは同社主任技師のシュテファン・クニュップファー。楽器を携行できないピアニストのため、常に最善の準備をするのが仕事ではあるが、完璧主義者のエマールは試し弾きするたびに「質問がある」を繰り返し、ハードルを高めていく。その無理難題を、職人の意地とプライドをかけてクリアしていく調律師。
ウィーン・コンツェルトハウスでの世紀の録音の日まで1年。究極の響きを求めるピアノマニア同士の共同作業が、時に緊迫し、時に平穏な空気の中で進んでいく。大プロジェクトの間をぬって、シュテファンの普段の仕事ぶりも映され、引退を控えた巨匠や時代の寵児、人気の道化コンビら彼に信頼を寄せるそうそうたるメンバーの貴重なリハーサル風景まで見られる異色のドキュメンタリーだ。
リリアン・フランク、ロベルト・シビス共同監督。97分。2月4日からシネマート心斎橋(TEL06・6282・0815)で公開。
ニューシニアの情報新聞「フロンティアエイジ」
オフィシャル・ホームページ http://www.f-age.com/

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